注意

Claude Codeを使うにはClaudeの有料プラン(Pro / Max)が必要です。 無料プランでは使用できません。

Claude 有料アカウントの準備

サブスクリプションプラン

Claude Pro(月額 $20)

Claude Codeの使用が可能。ただし使用量に制限あり。

個人の学習やライトな開発向け。まずはこちらで始めてみるのがおすすめです。

Claude Max(月額 $100 / $200)

Claude Codeをより多く使える。使用量の上限が大幅に引き上げられます。

本格的な開発で「制限に引っかかるのがストレス」という方に。

API従量課金という選択肢もある

Anthropic Console(https://console.anthropic.com/)でAPIキーを発行し、使った分だけ支払う従量課金で使うこともできます。

ただしClaude Codeはエージェントループで何度もAPIを往復するため、想像以上にコストがかかります。 参考値として、Sonnet 4.6の場合:

  • 入力 $3 / 出力 $15(100万トークンあたり)
  • 公式ドキュメントによると、開発者の平均的な使用量は1日あたり約$6(90%のユーザーは$12以下)
  • $20分は約3〜4日で使い切る計算

参考: https://code.claude.com/docs/ja/costs

サブスクリプションプランなら定額なので安心です。本講座ではサブスクリプション(Pro / Max)を前提に進めます。

アカウント作成手順

  1. https://claude.ai/ にアクセス
  2. アカウントを作成(メールアドレスまたはGoogleアカウント)
  3. 左下のアイコン → Settings → Billing → 「Upgrade Plan」から Pro または Max プランに登録
  4. 支払い情報を入力して完了

VS Code のインストール

Visual Studio Code(VS Code)は、Microsoftが無料で提供しているコードエディタです。 Claude Codeはターミナルで動くツールですが、VS Codeにはターミナルが内蔵されているので、 コードを見ながらClaude Codeを操作できます。

他のエディタでもOK

Claude Codeはエディタに依存しません。JetBrains(IntelliJ, WebStormなど)、Cursor、サクラエディタ、秀丸など、 使い慣れたエディタがあればそちらで構いません。本講座ではVS Codeを使って説明しますが、 Claude Code自体はターミナルさえあれば動きます。 なお、エディタのショートカットキーは今の開発では重要です。AIがコードを書く時代になっても、コードを読む・移動する・選択する操作は人間の仕事なので、覚えておいて損はありません。

インストール手順

  1. 公式サイト(https://code.visualstudio.com/)にアクセス
  2. 「Download for Mac」をクリック(Apple Silicon / Intel は自動判別されます)
  3. ダウンロードした .zip ファイルを展開
  4. Visual Studio Code.app をアプリケーションフォルダにドラッグ

VS Code 必須ショートカット

最低限これだけ覚えておけば作業スピードが大きく変わります。

ファイル操作

ショートカット 操作
Cmd + P ファイル名で検索して開く
Cmd + Shift + P コマンドパレットを開く
Cmd + S ファイルを保存
Cmd + W タブを閉じる

編集

ショートカット 操作
Cmd + D 同じ単語を次の出現箇所も選択(複数同時編集)
Cmd + Shift + K 行を丸ごと削除
Option + ↑ / ↓ 行を上下に移動
Cmd + / コメントアウト / 解除

検索・移動

ショートカット 操作
Cmd + F ファイル内検索
Cmd + Shift + F プロジェクト全体を検索

ターミナル

ショートカット 操作
Ctrl + Shift + @ ターミナルの表示 / 非表示(日本語キーボード)
Cmd + B サイドバーの表示 / 非表示

iTerm2 のインストールとシェル設定

Macには標準で「ターミナル.app」が入っていますが、iTerm2はその上位互換です。 画面の分割、コマンド履歴の検索など、開発作業に便利な機能が揃っています。必須ではありませんがおすすめです。

インストール手順

  1. 公式サイト(https://iterm2.com/)にアクセス
  2. 「Download」をクリック
  3. ダウンロードした .zip ファイルを展開
  4. iTerm.app をアプリケーションフォルダにドラッグ

別に入れなくてもいい

iTerm2は必須ではありません。Mac標準の「ターミナル.app」でも、VS Codeの統合ターミナル(Ctrl + Shift + @)でも、Claude Codeは普通に動きます。 すでに使い慣れたターミナルがあるなら、そちらでOKです。

他にも人気のあるターミナルアプリはたくさんあります:

  • Warp — AI機能内蔵のモダンなターミナル。補完やコマンド提案が最初から強力
  • Alacritty — GPU描画で超高速。設定ファイルで細かくカスタマイズしたい人向け
  • Kitty — 高速かつ画像表示にも対応。リッチな表示が好きな人に
  • Hyper — Web技術(HTML/CSS/JS)で拡張できるターミナル。見た目にこだわりたい人に

どれを使っても Claude Code の動作に違いはありません。好みの問題です。 本講座では iTerm2 を例に説明しますが、読み替えてください。

シェル(zsh)の設定 — Oh My Zsh を入れる

ターミナルをインストールしただけでは、素のzshが動いているだけです。 タブ補完で大文字・小文字を区別しない、入力途中で履歴から候補を出す、 といった「あって当然」の機能が実はオフになっています。

これらを手動で1つずつ設定ファイルに書くこともできますが、 Oh My Zsh というフレームワークを入れれば、コマンド1行で全部まとめて有効になります。 世界中の開発者が使っている定番ツールです。

Oh My Zsh を入れると何が変わるか

  • タブ補完が賢くなるdoc と入力してTabを押すと Documents にマッチ。大文字・小文字を気にしなくていい
  • コマンド履歴が残る — ターミナルを閉じても過去のコマンドが消えない。履歴10,000件保存。上矢印キーで遡れる
  • Gitの状態が見える — 今いるブランチ名がプロンプトに表示される。いちいち git branch しなくていい
  • 見た目がわかりやすくなる — ディレクトリとファイルが色分けされる。テーマも選べる
  • プラグインで拡張できる — 300以上のプラグインがある。git補完、Docker補完、Node.js補完など必要なものだけ追加

事前準備 — Xcode Command Line Tools

Oh My Zsh のインストールには Git が必要です。 Macでは Xcode Command Line Tools を入れると Git が使えるようになります。 まず以下を実行してください。

xcode-select --install
ダイアログが表示されたら「インストール」をクリック。数分かかります。
「already installed」と表示されたら、すでに入っているのでそのまま次へ。

インストール

Xcode Command Line Tools が入ったら、以下を実行します。

sh -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/ohmyzsh/ohmyzsh/master/tools/install.sh)"
Oh My Zsh がインストールされ、~/.zshrc が自動生成されます。ターミナルを再起動すると有効になります。

動作確認

ターミナルのプロンプトの見た目が変わっていれば成功です(矢印マークやブランチ名が出る)。 doc と入力してTabキーを押して、 Documents に補完されるか確認しましょう。

Claude Code のインストール

Claude Codeのインストールはたった1行のコマンドで完了します。 ネイティブインストーラーが提供されており、Node.jsなどの依存関係は不要です。

インストールコマンド

ターミナルで以下を実行します。

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

PATHを通す

インストール後に claude: command not found と出る場合は、 PATHの設定が必要です。以下を実行してください。

echo 'export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc && source ~/.zshrc
~/.zshrc にPATH設定を追加して、即座に反映します

インストール確認

claude --version

Claude Code を起動して連携する

ターミナルで claude と入力して起動します。

claude

初回起動時にブラウザが開き、先ほど作成した有料アカウントとの連携を求められます。 ログインして許可すれば完了です。

自動アップデート

ネイティブインストーラーで入れたClaude Codeは、起動時に自動でアップデートを確認します。手動で更新する必要はありません。

おすすめツール(オプション)

必須ではありませんが、開発作業の効率が上がるツールを2つ紹介します。 講座の中で私がウィンドウをサッと分割したり、過去にコピーしたものをパッと持ってきたりしているのは、この2つのおかげです。

Rectangle — ウィンドウ分割

キーボードショートカットでウィンドウを画面の左半分・右半分にぴったり配置できます。 VS Codeとターミナルを左右に並べたり、ブラウザと横並びにしたりする時に重宝します。

  1. 公式サイト(https://rectangleapp.com/)からダウンロード
  2. アプリケーションフォルダに移動して起動
  3. アクセシビリティの許可を求められるので許可する

よく使うショートカット

Ctrl + Option + ← 左半分 / Ctrl + Option + → 右半分 / Ctrl + Option + F 最大化

Clipy — クリップボード履歴

通常のコピー&ペーストでは直前にコピーしたものしか貼り付けられませんが、 Clipyを入れると過去のコピー履歴から選んで貼り付けできます。 コードやコマンドを何度もコピペする開発作業では地味に助かります。

  1. 公式サイト(https://clipy-app.com/)からダウンロード
  2. アプリケーションフォルダに移動して起動

使い方

Cmd + Shift + V でクリップボード履歴が表示されます。 貼り付けたい項目を選ぶだけです。